物語の舞台となるのは、異世界「リユニオン」

リユニオンは空間を漂泊する大地。
結界に護られ、3つの月と光と水があふれ、
シンと呼ばれる無限の力で満たされている。
そして、リユニオン王の加護を受けなければ消滅してしまう‥‥儚い星。
王はずっと眠り続け、その夢はシンとなり、星を満たすのだ。
しかし、王のシンが弱まり、星の寿命の終わりが近づいた。
美しかった大地には、メアと呼ばれる異形が侵食をはじめる。

デュエル・プレと呼ばれる儀式的な御前試合をおこない、
王にシンを注がなくてはならない。
しかし、リユニオン人でシンを覚醒できる者・ハートナーは、ほんのわずか。
召喚師による、リユニオン以外からのハートナーの召喚が必要だった。

リユニオンという世界そのものが、物語の核心。
唯が辿り着くのは、
真実か、終焉か、永遠か‥‥それとも。







リユニオンの人々

トンガリ耳以外、地球人と似た外見を持つ。
精霊は半獣人であることが多い。

有翼人:王族。見えない翼を持つ。
無翼人:王家の血を引く、シンを持つリユニオンの民。
リユニオン人:リユニオンの一般民。シンを持たない。
精霊:シンの化身。リユニオンとの媒体となる「主人」を必要とする。
   自然の力が基なので、主人がいないとだんだん野生に戻ってしまう…?




リユニオンの生活環境

■■■時間の感覚■■■
1日24時間の感覚に近いと思われるが、
正確な時間の単位はない。
空の状況で、大きく3つに分けられている。
光の刻:夜明けから、太陽が高くなるまで。
風の刻:太陽が沈みはじめ、日が暮れるまで。
闇の刻:太陽が完全に沈み、星と月だけの時間。
雨が降るなど天候が悪いと、時刻が判らなくなるが
    リユニオンの人々はあまり気にしていない。

■■■衣食住■■■
気候は温暖で、短い暖期・寒期がある以外いつも快適。
中世ファンタジーな建物や服装が一般的だが、時々地球産っぽいものを見かける。
某ブティックの店長がどこからか仕入れて来るらしい。‥‥一体、どこから?
食材やメニューは、地球とかなり近い。
まれに珍しい食材はあるが、「林檎っぽい味だ」「鮭っぽい」という範疇を出ない。
多くの人々は紅茶を嗜むが、最近カフェを中心に豆汁が流行の兆し。

■■■信仰■■■
リユニオンのすべてを守護するリユニオン王は、神に等しい存在。
起きていても眠っていても、その存在意義は変わらない
大抵の人々は、王と王族を敬っているが、
蛇を崇める邪教派があり、時々争いが起こる。

■■■守護軍(ガーディアン)■■■
地球でいうところの国家警察。
メアの撃退、邪教派の監視、ご近所のパトロールなど、
シンが弱まって不安定なこの時期は多忙である。
ヴィルヘルムとリュカが守護軍に所属している。

■■■年中行事■■■
リユニオン王への感謝と豊穣を祝うお祭りが度々催される。
娯楽が少ないからだと思われるが、
単に仕切っている王族が、お祭り好きなのかもしれない。

■■■黒の森■■■
召喚された唯が目覚めた、地元の人は近づかない恐怖スポット(?)。
メアと呼ばれる異形と、蟲師と呼ばれる謎の美形がうろついている。




召喚された人々

召喚される者の条件
シンを内在しシンの発動に適した精神を持つ者
召喚儀式の瞬間に生を終えた者

つまり、リユニオン以外の世界でシンを持ち、現世界で死んでいる者たち。
シンを内包していれば、人間じゃなくてもOKだが、
意思の疎通ができないとデュエル・プレへの参加は難しい。
デュエル・プレに参加すれば、元の世界の死ぬ前の時間に無時再生してもらえる。
拒否すると、死体に戻ることになる。
唯たちが召喚される前にも、デュエル・プレは何度か開催され
その度に何人かが召喚されているはずだが、詳細は不明。