HEARTNER HEARTS  -ハートナー・ハーツ-


受験を控えた佐垣唯は、将来のことで悩んでいた。
進学か就職か迷い、進路希望調査書を白紙で提出してしまった。
すでに家を出て自立することだけは決まっている。
校門を出たところで義弟の玲一が追ってきた。
過剰に心配する玲一に、唯も喧嘩腰で接してしまい、口論になる。
そこへ大型車の急ブレーキ音が鳴り響いた。

次の瞬間、唯は見知らぬ暗い森に横たわっていた。
わけが分からないまま起き上がった途端、得体の知れない物体に襲われる。
わけが分からないまま逃げ、わけが分からないまま助けられ、
わけが分からないままひとつの要求を突きつけられる。

「元いた世界へ無事戻りたければ、この星の王に力を注げ」

その星は異空間『リユニオン』。
王に力を注ぐためには『デュエル・プレ』と呼ばれる試合形式の儀式を行わねばならない。
唯は『動のプレシャ』として『ハートレイン』や『ハーチェス』をこなし、
『シン』を高めて味方となる『ハートナー』を得、その試合に臨むことになる。

「……俺には何がどうなってるのかさっぱりだよ!」

果たして唯は、条件をクリアして無事地球に戻ることが出来るのだろうか?
それとも他の未来が……?