抗う俺にヴィルさんが冷笑を浮かべる。
その手は体をなぞり始めていた。

「上官に反抗する気か?」
「そ、そんな……」

低い声が吐息混じりに俺の耳をくすぐる。
背中がぞくっとした。
抗っちゃいけないような気分になってくる。