中庭に逃げ出したオレは、気持ちの良い青空に向かって大きく腕を伸ばす。
あぁ、キモチ良い。ぽかぽかするなぁ。 ここで少し休んでこう。
ヒョコリと足を引きずりベンチへ向かう。
こうして天気の良い日に、誰も居ないトコでぼんやりしているのは、なぜか退屈じゃない。 あ、食堂から、なんか飲み物買ってくればよかったなー。
ちょっと時期ハズレの日光浴をしていたオレは、 中庭に面した保健室の窓から、保健医の秋津が外を見ているのに気づいた。
イツから見てたんだよ!?